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新規製作 グラス板バネ 2010 初代





2010年9月 


親切な方=(北九州市 K・I 氏)の 御好意で


念願の 正規「樹脂板製のバネ材」 を ついに 入手!!



早速  自作 開始!










美しさや、緻密さ を追求する性格ではありませんので

仕上がりの「雑さ」を残念がる人もいますが 当人の思いは しっかりと反映されています。


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現在(2010年)では、樹脂製の板バネを使った「クエ・大物用の竿受け」を

製造販売している 専門メーカーが複数存在し、

それぞれクエ釣師の信頼を得て、利用者が急増中です!

私も、それらの専門メーカーの製品仕様を 参考にして自作しています。



が、


それら専門メーカーの製品構造が

「樹脂バネ部分」と、「アンカープレートの金具部分」の

2つの部位に分かれている に 対して、


私の自作板バネは 金属プレート部分は無く、

元から先まで、「一枚モノ の樹脂で貫かれている!!」



ここが、これら専門メーカーとの 根本的な構造上の違いです。



私が欲しい板バネは!


「大人が ぶら下がって」も ほとんど沈まない様な 「剛ばね」ではなく、

大物の強烈な引きを、 板バネの全長・全身に分散し、

竿やリールの破損を防ぎ、引きを吸収して耐えながら、

逆に、竿とバネの反発力で魚を浮かせる

「サスペンション」として機能する 「しなやか な バネ」 です。


私は、今のところ 誰もやっていない 個人的に理想とする形状の

「単一の樹脂材で構成された 全長1枚モノの竿受け」


を、 作りたかったので


仮に、専門メーカーの板バネと同じバネサイズならば、

4台分は切り取れる樹脂原板の 「取り都合」 を無視して、

半分の 2台分だけを切り出す 不経済な「切り分け方」 をしました。



と、いうより 誤解や反発を恐れずに 露骨な言い方をすれば、


私には、

これら専門メーカーの力学的な設計や計算基礎に、

全く理解も同意もできません。


なぜ? こういう「金属部」、「板バネ部」の2部門に分ける必要が有るのか?



魚の引きで、壊れるとすれば、アンカーボルトが飛ぶか、樹脂板が折れるかです。

どんなに堅固な金属板部を含んでも、その いずれかが壊れてしまえば・・

「板バネ」としての機能も使命も崩壊・・・終了! です。 ・・・  後は?


尻手ロープを手繰り、磯際まで降りて道糸を握っての「直接対決」だけ・・。


とすれば、 わざわざ複雑な構造にしてまでも

重たい金属プレート部が、必要なのでしょうか?



私には、この2分割構造に行きつく プロセスと必然が・・全く見えないのです。


なのに・・


後発メーカーも、

全員が先行メーカーの構造を 疑いもせず ただ「真似た」だけ!


なぜ?
  

己の理念や主張・見解は無いのか?  独自性さえも加算できないのか?


仮に、基本的な原理や仕組みは真似・踏襲するとしても

「自分ならこうする!」 という 工夫や検討経緯が見えない安易な模倣 

こうした多少の改善すら目指さない軽率な選択や姿勢が

たまらなく我慢がならないのです!


御社は 一体 どんな独自努力をしたのですか? ぜひ聞きたい・・



納得できないものは 使わない。 「市場に無い」なら自分で作る。

専門メーカーの構造とは全く異なる「FRP製・ワンピース板バネ」の自作!

私を、この方向に駆り立てたのには そういう不可解な背景も大きな理由です。




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「前受け部」は「ローラー仕様」

  


竿のリールシート付近まで 曲がるほどに荷重を掛けると、 約150ミリほど沈みます。


つまり、 充分に「しなる」バネに仕上がっていることの証明です。




板バネに 大人の全体重を預けても、

20〜30mmも沈まない事が自慢の「商業剛バネ」であれば、

竿の「前受け部分」は 固定式でも不都合はありませんが、


「150mmもの上下振幅運動をさせる」 と なると

固定の竿受けでは吸収できない「摺動距離」で、

「竿」と「竿受け部」の接点は30mmも前後します。



そこで、「竿」と「竿受け」の接点が前後しても支障のないように

「ローラー(ころ)システム」を採用しました。


「コロ」は、キャスター用の総ゴム製を加工





下図・・・竿に激しく荷重を掛けると、白のマーカー位置が60度ほど回転しています。

その移動距離は、ゴムローラーの円周上で約3cmです。

   





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竿尻固定金具は、10年以上前の通販購入品をそのまま流用。


その他の金具は、

以前と同様、「寛容な友人 K」が経営する鉄骨建築会社工場の

設備・機材を使わせてもらっての自作。
 



樹脂バネだけの重量なら・・ 1.2kg 

ステンレスの金具を全て装着すると・・・ 2.7kgにも成ってしまった。



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磯で実際に使ってみての印象 は ?



当初の自分の考えや「ネライ」と 「大きく矛盾」しますが、

どうも ・・・ これほどまでの柔軟さと、長さは・・

板バネとしては 必要が無いのでは・・?  と。



「必ずしも、長尺竿だから最強・最適とは限らない」、 に 似た感じ・・・?



つまり・・・「度が過ぎた」・・ と、思いました。



それに ・・・ 初めから判り切っていたことですが・・

「長すぎて、持ち運びに始末が悪すぎる・・」


と、いうのが正直な感想です。




そこで、 全長を75%に詰め、

バネの「沈み込み量」を、およそ3分の2に抑えた、

「1号モデル」とは調子の異なる 「2号騎」 の製作に取りかかります。








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そして、2010年11月


この「1号騎」の改良版、《2号騎》が完成しました。




続きは、次ページで!




至極快適!  アンカー止め イシダイ用ピトン





(2010年)

 

私が降りる磯には、

クエ釣り用に 必ず「グリップ(めねじ)・アンカー」を打ち込みます。


なので、イシダイ用ピトンもアンカー止めタイプに全て変更しました。

アイボルトで留めれば 尻手ロープも万全です。



この「ボルト止めイシダイ用ピトン」は、思った以上に快適!です。


ハンマーでピトンを打ち込む固定方式では、

時間が経つにつれて 次第に表れる「症状」 = 「 緩む・倒れる・抜ける 」

の、弱点・不安3要素を、完全に排除出来ました。


常に、重いハンマードリルを持ち歩かされる「クエ屋」、

その労苦が報われる  数少ない恩恵の一つです。




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お願い、 止めて!




「割れ目」や「他人穴」に、ハンマーで「打ち込んだ」だけの「ピトン」に・・

竿の尻手ロープまでも繋いでいる「豪傑?」、を 稀に見かけますが、

もしも、ピトンが抜け落ちれば・・ 「竿・リール・ピトン」 の 3点・一式を失う事に・・!


(危険が危ない)!


(落石が落ちてくる) (頭痛が痛い) (真っ青な青空)・・・  以降・・ 重複語で・・



しかし、 見るからに・・「目つきの悪〜い 怖〜い顔」、 (呪いの呪文)

「あのぅ〜ッ・・」  なんて 忠告でも しようものなら・・・ (余分な贅肉)


逆に、

大声で怒鳴り返され  ハンマーでも投げ付けられそう・・・、 (返事を返す)


  なので・・・

「はらはら・ドキドキ」しながら 「チラ見て 見ぬふり」・・ です・・・ (尽力を尽くす)



こういう現場に遭遇すると、

こちらも気になって・・心配で 釣りに集中できません。 (今朝の朝刊)


お願いです。  (甘いスイーツ)


「尻手ロープ」は、


別のハーケンか、アンカーボルトに結んでください。ネッ! (横に横転)


(一番最後)



           



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