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磯靴




2010年 秋




ずっと使っていたダイワの「フェルト・スパイクブーツ」。

フェルトの厚さが0.5mm以下にまで擦り減り、

とうとう一部のスパイクピンが抜け落ちるまでに!


いくらなんでも、これ以上の酷使は・・ブーツに気の毒・・・と思い


同じタイプの



に、買い換えました。





「フェルト・スパイク」タイプは、釣行後 

フェルトが吸い込んだ水分が いつまで経っても乾かないため

一向に片付けられない、という欠点はあるものの

スパイクだけでは停まらない磯でも、

フェルトとの互助で、滑べりにくい利点があったのです・・


 が・・・





これに履き替えた途端・・・


慣れた磯の斜面で いきなり 滑り落ちた!




幸い 磯際での転倒では無かったため、

海への転落という最悪の事態は免れたものの 磯のくぼみ まで150cmも滑落しました。



ひょっとしたら

・・・

このブーツに関しては 選択を誤り ・・・買い物に失敗した かも しれない・・・・



う〜〜〜ん・・・  困った。 どうしよう?





2011年 春



やはり、「フェルト・スパイク」なんて半端モノより

昔ながらの「単純なスパイクブーツ」のほうが 「グリップ」力が確実なのかも?

と、思い直し・・・大型店舗を覗いたところ・・



ダイワ(Daiwa)の 「タフワンブーツ (スパイク)」 が5千円弱。



メーカー物としては1万数千円が一般的な中では、 破格の低価格!


おそらく、「型落ち」の処分品だろう・・・と勝手に理由づけし、

「 Daiwa」ブランドなので、品質を疑わず買いました。





ところが!

これが、前代未聞の 「とんでもない粗悪品」!




「磯釣り用スパイクブーツ」とは、

「滑り止め機能と、防水機能を 併せ持つ長靴」のことです。


が・・



(1) 防水なのに 靴の中が 「水浸し」!



(2) 頼りのスパイクピンが 抜け落ち、ただのゴム底靴に! 






わずか数回の釣行で、

全スパイクの30%にあたるピンが「抜けて無くなっている」のです。


これに入っていたのは。。。「画鋲」みたいな「単ピン」・・・ 




オイ!オイ!  ウソだろ?  普通、こういうモノって、 



を、入れるだろ?



マッ! いずれにしても、靴の中は水浸し、スパイクは抜けちゃう、の

欠陥不良 二重症!


製品テストはおろか、抜き取り検査、最終チェックさえも していない!

製造物責任者としての最低義務を果たす意思も道徳心も

初めから持ち合わせて居なかった、事を 自白しています。

これは、もう犯罪の域です、過失なんかじゃ有りません。


これを欠陥品と言わず、 何を以って「欠陥品」というのでしょうか?



これは、
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ある魅力的な女性から、「好意」を告白され、 執拗に関係を迫られた。

あまりの「しつこさ」に、断り切れず 「好意」には、「行為」で応える・・はめに・・



で・・相手の部屋に・・・ 「今日は 安全日だから・・ 絶対大丈夫!」

鵜呑みして ・・・  激しく・・ ing ・・

”” (モザイク) 「○○○ ing! 絶叫 ing!」 (モザ イク〜ing〜)! ””・・



後日・・


妊娠の責任を取れ、と 詰め寄られた上に・・、さらに・・

相手は 「淋菌」の持ち主。 ・・・ だった。 「水虫」的 感染・・

最も「たちの悪い性病」まで「うつされ」た・・・。


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に・・・似た出来事・・・ です。 残念ing・・・




中国の「いかがわしい企業」なら ともかく、 「Daiwa」が このありさま!


釣具にかかわらず、日本国内において

ここまでの「お粗末な日本製」を見た事は ・・ 無いゾォ〜!




2011年 秋



反省と、新たな「思いつき」と、 愚かな実験!





ここ最近の足廻りの装備品分野では

どうも、私と購入品とは「巡りあわせ」も相性も悪いようです。



これは、複数の購入対象候補が有る場合、

必ず「値段の安い方を選ぶ」という 己の「器の小ささ」が招いた不幸!

と思い、

「真に安全で磯で機能する靴」を、たとえ「クソ高く」ても買おう!



と、決意して 購入すべき商品を絞り込みました。


やはり、「スパイクとフェルトのコンビ」製品の評価が高いようです。

   


左は、「世紀の粗悪品」と同じ「ダイワ」製。     右は、私と相性の合わない「がまかつ」製。



しかし、いずれの靴も 定価が2万円超の

「セレブ御用達 銀座宝石店」の値札みたいな ボッタクリ価格!


買うはずの決意が 次第に「しぼんで」いく過程で、 「ふと ?」・・



両者に、特徴的な共通点が・・




「ピンの周囲のフェルトが円形に切除され、一定の空間が有る」


ひょっとしたら、


従来の「フェルト・スパイク」の評判があまりに悪く、

「想定したほどの滑り止め効果が確認できない」

と、素直に欠点を認めて、研究し直したところ、

この「円形脱毛症に似た形状」を採用した際

フェルトとスパイクの、それぞれの「長所・持ち味」が生き返り、

相互の互助効果が有ったのでは?・・・・・


と 推測し、

(実際には 「張り替え底」に由来する別の理由・・と 充分に承知しますが)


だとすれば・・・

お蔵入りしている「手持ちの休眠品」でも 同一効果を導き出せるのでは?・・と、


よって

新たに磯靴を購入する案件は、「一旦、保留!」


「謹慎・自宅待機」させていた下記物件を、現場復帰させることに!





つまり、

 を、 に、


変身させれば良いのです!!


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やりました  「フェルトパイク 整形施術」



誕生! 「フェルトスパイク・整形(改)」!


なんとなく、「意図」だけは 汲み取れませんか?


上手には説明できませんが、

きっと この「ピンを取り巻く周囲に余白空間」を設けることで、

スパイクピンと磯との間に「引っかかり」が発生するのでは?

・・と?・・! ?



施術器具は?・・・「ハンダこて」、 と 「六角穴付ボルト(キャップボルト)」

 


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「フェルトスパイク・整形(改)」  実際に磯で履いてみて・・・・


(2012年春)



結論からいえば、

”” 「期待したほど? では ない」までも、以前よりグリップが向上したようで、

簡単に滑った以前の恐怖は薄れ、多少の安心感は覚えます。

 顕著ではないが、改善は進んだ。 だが、決定打には至らず イマイチ・・。 ””


と、言ったった ところでしょうか・・・




イマイチ?・・ かあ・・

う〜ん  スパイクタイプに・・・ もう一度、戻そうかな?・・・と


ひどい目に遭った「daiwa」さえ排外すれば・・


で、

「フェルトスパイク・整形(改)」は、 一旦 「自宅待機」待遇に戻し、

スパイクタイプでの採用を再検討。



やはり 磯では、昔ながらの「磯タビ」が最も適していると思います。

  

「磯タビ」は、底が薄く柔らかく 親指の活躍が絶妙で、磯の形に馴染み、

グリップ点が底全体に分布するため、良く磯を捉える事が出来る

 とは・・思いますが、


「クエ」釣りは、足元が汚れます。

サバやイワシの血・内臓などで、「汚ッたなく」なる釣りなので

短い靴もダメ、防水性が無く、足が濡れるのも 汚れるのもイヤ!


したがって、親水素材の磯タビは・・・どうも・・・仲良くできない、



2012年 末

「磯タビ」感覚に近い「スパイクブーツ」を探しました。  ただし、 Daiwa以外の!



そして、シマノの「スパイクブーツ」(上画像・・左)を選び、実戦配備しました。



この靴、大きな欠点や弱点は・・特にありませんが   長所も無い。


磯との接地箇所が、昔のスパイクより少し多いかな?の気がする程度、

ガッチリ捉えて安心、というほどの違いでもありません・・・



本当に、なにか・・・もうすこし・・・チャンとした製品・・ないかなあ?・・・



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2014年 初夏


先の「(シマノ)スパイクブーツ」を履き始めてから・・・1年半・・・




(上画像・・右)に注目、

スパイクピンは、すでに ゴム底面と同じ高さにまでに摩滅が進み、

少し斜めの岩場では 全く「引っ掻きも、つッ掛かりもしない」、

つまり、滑り放題ランチ90分980円・・状態、   えッ、え〜 もう終り?


あれ以降は、荒天続きで、ピンが消滅するほどの釣行回数ではない!


おいおい! 昔の製品に比べて「スパイクの減り方」が早すぎないか?





釈然としないが、いまさら仕方がない。  代替として、

1年半前に マイナーに降格させたままの「フェルトスパイク・整形(改)」を、

メジャーに再昇格させ、先発登板させる事になりました。


ピンの長さは?・・・まだ充分に残っています



多少手を加え、以前よりも フェルトを「広く・深く焼き込み」、

スパイクが、より 磯に接触・干渉し易くなる様に塹壕を拡げました。



当分の間、この「フェルトスパイク・整形(改)」を履き続けながら、

どうすれば、実用に堪える「完璧なフェルト・スパイク底」に近づけるのか?

その解決に向け、ヒント・糸口を探ってみよう、と考えます。



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決意!!


もしも、この「フェルトスパイク・整形(改)」の 更なる進化改造方法が

見つからないままに 靴の寿命が尽きた場合は?


次に履く磯靴購入候補からは、釣り具メーカーブランド品は除外します!


日本には、 「信長の時代」 から・・

・・訂正!

日本には、「 ゴム長」 の時代から、

地道に良品を作り続けている長靴の老舗が有り、

彼らの「山林作業向けスパイク」製品から「隠れた名品」を見つける考えです。

販売価格も、現業作業者向けに 良心的で常識内!

三大釣り具メーカーのような 思い上がった殿様商売はしていません。


半分の値段で、二倍の安心と品質・・・きっと 見つかります。


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2021年

釣具店に 「フェルトスパイク・ブーツ」を観に行くと・・・


「シューズ(セミハイカットの短靴)」ばかり、・・・・長靴(ブーツ)が・・・無い!・・・


バックや救命具も、礒モノが消えて・・・ゲームフィッシング向けの用具や装備ばかり・・・


ものすごい「偏り方」!・・・ 荒磯にブーツは不可欠だろッ!!!




「レギンス」に「ハーフパンツ」、「長袖Tシャツ」の上に「半袖T」、

「ゲームベスト」に「短靴」・・・、皆が皆 同じファッション・・・


こんな気持ち悪い傾向に メーカーが引きずられて どうするんだ?



クエ釣り向きの両軸リールや竿も 礒バックも 礒ブーツも 次々と生産打ち切り・・

「町工場」に勝てない大企業の「技量と知恵と見識の浅さ」を見たような気がする。


主体性もアイデアも工夫も無い釣り具メーカーの無能ぶり・・、恥ずかしくないのか?



こんな事をしていると・・・

ウエアー類は 遠からず、「ワークマン」に トップ位置を奪われるだろう!






            



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