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礒クエ (最新)





2022年12月






93cm、 約16kg

1年ぶりに釣れました。


詳細は、このページの巻末で・・・




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(2021年12月)




「108cm、23kg」が釣れました。


下記項目に記載の2016年の「122cm・28kg」以来 ・・・ 5年ぶりのクエです。




「蒼い空」と「飛行機雲」が・・良い構図に・・澄んだ空気や 爽やかな風さえ感じられます。


渡船の船長さんが撮影してくれました。

とてもキレイな写真だったので・・・ あえて全景をカットせずに載せてみました




詳しくは・・・このページの最後の方で・・・






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(2016年6月上旬)



自己実釣上、過去最大  「体長122cm・体重28kg」 が、 釣れました!!






  磯からの「夜釣り」です。



22:00ヒット。 ( 満潮19:00 大潮 新月 ) 


エサは、「活きサバ(40cm)」の泳がせ、 です。





翌々日 解体前の撮影です。

( ここ2年間で一気に10kgも太ってしまって・・見苦しい体形に転落・・恥 )



内臓3kg、エラ約1kgを取り除いてありますが・・・

それでも ポーズも取れない重量。「重〜〜〜い」、

腰に乗せるしかなく 服が塩水で ベッタベタ。




クエは、「耳石」を調べることで 年齢と成長が特定できるそうです。

その研究によると、およそ体長1m、体重15kgで 20歳と言います。


このクエは28kgですから、 体重と同じ28歳くらい? でしょうか。





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● クエの食味と鮮度保持は、「持ち帰り方」 次第です。


まず、クーラーボックス内に 16リットルのペットボトル氷で氷温冷海水を造り

脳を破壊して「活き締め」、→ エラを切り取り「血抜き」、→ 内臓を別袋に分離、

全てを氷温海水に浸して鮮度を損なわずに保存する。


・・・ここまでの冷蔵保全作業を現地の波止で行います。



下図は、エラを切除したのち、 海に放り込んで放血させているところです。



内臓を取ると沈んでしまうので、まだ 腹は開いていません。






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● 基本的「夜釣りスタイル」の変更



クエ竿の横でイサキも狙うという下品な「夜釣りスタイル」は同じですが・・


””  最初から、 いきなり 「死に餌」を付けて放り込む・・ ””


という 従来の釣り方に   私は 見切りをつけました。



撒いたコマセに狂ったウツボが 喰い上がって

とうとう 数匹が海面にまで姿を見せている、

なのに・・  そんな真っ只中に・・餌の冷凍サバを 繰り返し放り込む・・・


着底した瞬間にウツボが群がり、

すべて食いつくされる と判り切っている消耗戦!



「その磯に居るウツボを 全部釣り切ったら クエが来るよ・・」


・・・ よく聞く言葉です。


馬鹿馬鹿しい・・・!  クソ です!


それがクエ釣りの極意なら、私は「クエ釣りから撤退」します。



こんなクソな釣り方・・ 余りに愚かしく、つくづく空しい と思いました。


無策が 過ぎます。



「 無理なく! 無駄なく! 無意味なく! 」 が、私の規範です。


「ウツボに振り回され、徒労を承知で ひたすら我慢するだけの愚行」!


これに嫌気がさして以来、

その「苛立ちと腹立ち」からの脱却法を考え続けた結果、


2015年初頭を境に、 私は 「クエ釣りの戦略」を大きく変更しました。




”” 「冷凍エサ」は、上物が何も釣れない時の「予備餌」として持っていく! ””



あくまで、


”” ””                                      ”” ””
現地で釣った魚を「活き餌・泳がせエサ」に して、

   底付近・・(部屋で言えば、天井あたり)、「 泳がせ」る!

“” ””                                      ””  ””


これが、私の最近の 基本的な「クエ釣り」スタイルです。



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「活き餌の泳がせ釣り」は、エサが逃げ回るため、

ウツボからの被害も少なく、「エサもち」もよくなり、エサの管理が楽に。

当然、ウツボによる「ワイヤー仕掛け ぐるぐる巻き」も減り、

仕掛けのロストと、時間のロスを防ぐことにも つながり、

様々な負担が軽減します。



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当日の「仕掛け」 です。



「瀬ずれ」(1×7)#30・・1.5m、 ハリス(7×7)#41・・1m=計2.5m

オモリ・・50号、 鈎・・クエ45号、


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この夜の釣りは とても刺激的でした。



釣り場の水深は15mです。

今回は、付けエサに最適なメジナが なかなか釣れなくて・・・

しかも ケチなので、イサキも小ぶりなモノだけを選び 泳がせたものの・・・

「逃げ切る泳力」が無いので

竿先に明確な当たりも出ないまま・・・何物かに「かじられて」しまいます。


次に、45cmの「サンノジ」も 泳がせて・・・みた・・・ものの・・、

まったく「当たり」も・・・何も無し・無傷、無駄に3時間が経過・・



その間 頻繁に、40〜45cmほどの大型のサバが掛かります。


鈎の「掛かり処」が悪いと、暴れて すぐに死んでしまうサバですが、

「このサバ」だけは、 ” 出血も無く・・スゴク元気!!”


早速、見向きもされない「サンノジ」と「元気なサバ」とを入れ替えて・・



・・20分後!



エサのサバが急に逃げ回る、 などのような前兆気配も無いままに・・

いきなり 「ギュンッ!!」と 竿先が踊った直後・・・


そのまま一気に  竿が 突っ込んで行きました。



「職漁用100号ナイロン」道糸が「ギリギリぎりぎり」出て行き、竿は満月、

「板バネ」も呼応して振幅しています。


「シーライン900H」のスプールは「じわッ、じわっッ」と逆転、 止まりません!・・





結局、 ・・・何もできないまま・・・


・・ ガッチリと 「根に 張り付かれ」て しまいました。




・・仕方ないので、 道糸を緩め・・・ 魚が 次に動き出すのを待ちます。


その間に・・・皮手袋を しっかりと はめて、その瞬間に備えます。




・・・待つこと・・・ 2分!!



「グっ ググッ グぐグッ〜ツ〜」と、竿先が曲がり始め 動き出したのが判ります。


即、左手で「道糸を抜きながら」、右手でリールを巻き、

魚の頭を こちらに向かせます。




・・・ ほどなく、「底を切り」ました。  もう焦る必要はありません。


魚が突っ込んだら・・「竿と板バネ」に任せて 待機し、

突っ込みが止まったら・・糸を抜きながら巻き取る、 を 繰り返します。



海面に現れ、ライトに照らし出された物体・・・ 見覚えのある色・形です。

良かった! 少なくても・・サメやエイ では無い。


でも・・デカい! 凄い!   急に 慎重になります。



道糸を張り、空気を吸わせ・・

抵抗を弱める間にギャフを取り、道糸を掴みます。


クエ鈎は?・・「ガッチリ」と唇を貫いています。 多少強引でも大丈夫です。



口の中に「ギャフ」を押し込み ギャフの刃先を頬に抜きます。



でも、・・・持ち上がらない。・・・

ロープをいくら引っ張っても 磯の上に引き上げることができません。



ロープを握ったまま、呼吸を整え 体力の回復と充実を待ちます。



そして・・・ようやく・・・磯に 引きずり上げ、

ロープ1本だけでは心配なので、さらに別のロープもエラに用心深く通し、
 
2本のロープに「ブイ」を付けて海に戻します。





その時使った皮手袋です。 ズタズタ、傷だらけです。



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本当は、波の穏やかな磯裏のワンドに繋ぎたいのですが・・・


・・重すぎて   裏に移動が できません。


仕方なく表磯に泳がせますが・・・・

礒上がりまでの間、荒波で磯にぶつかり傷だらけで 可愛そうです。







それにつけても、我が「自作 FRP製 板バネ」・・・最高!ですね。

実に  「いい仕事」 を します。



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クエ解体




解体前、 内寸で96cmのクーラーボックスですが、尻尾がはみ出します。



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自分で解体してみよう、と思いました。

素人解体は二度目です。


改めて、「you tube」で繰り返し動画学習しました。 ・・・ できそうです。





水栓が近い事もあり、カーポートに「板場」を設けました。




カーポートの屋根下には、ブドウの「デラウエラー」を一面に這わせてあるので、

夏場は 葉の茂りで全面日陰になります。風も通り、作業場所としては最適です。





「ナタ」・「のこぎり(200mm)」・「柳刃」・「出刃」・「簡易砥石」・「軍手」・・・




素人が プロと同じ方法で捌ける、などと勘違いしてはいけません。

技術だけでなく、そもそも持っている道具の出来と切れ味が全然違うのです。

一つ間違えれば 自分の指も落としかねません。 


ですので 素人の力量では、「のこぎり」は 安全で優秀な解体具です。




見ての通り、身や脊髄周辺に 「まったく血が廻っていない」事が よく判ります。

「血抜き」作業が適切に行われた証しです。




背骨の直径は 40mm近くもあります。




銘刀?「築地・正本」も、「研ぎ方」が下手なのか? ・・・

魚の油で 刃が止まってしまいます。 切れませんね。



そこそこの、出来なんだけど・・・




大きな 失敗!!


包丁で「ウロコ」を剥く時に邪魔になるから、って

作業順を無視して、「背びれ」や「腹びれ」を先に落してしまった・・・


・・そのミスで、「何処に中骨が有るのか?」の「目印」が消えて、

「包丁の入れ場所」が 判らなくなってしまいました・・


馬ッ鹿ですねえ〜



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解体後、友人知人への「クエ切り身(ドカ弁当箱大)」の おすそ分け で・・・

半日を待たずに 「半身」以上の7割余が消えてしまいましたが、

それでも十分な量が手元に残ったので、

初めて「にぎりずし」と「巻物」に してみました。


後は、「刺身」に、「漬け」に、「鍋」に、「しゃぶしゃぶ」に、「煮つけ」に、・・

もう一度「寿司」に、・・と。 楽しみでワクワクします。 酒代がかさみそう。




「皮の湯引き」です。 「紅葉おろし」とポン酢で、



内臓は「塩ゆで」後、氷水で冷やして冷凍にしました。


「頭部」や「切り落とし肉」も 調理は後日に回し、とりあえず冷凍保存、


2段弁当箱大に切り分けた「切り身」も一部を残し冷凍に、



当分の間、「クエづくし」を 楽しめそうです。



(2016・06)


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まず、握り寿司で食べました。刺身にしました。鍋にしました。煮つけにもしました。

皮の湯引きも、内臓も小出ししながら毎日ツマミにしています。



そして 再び、家族からリクエストの多い「握り寿司」にしました。 30貫!



今回、「持ち帰り方(魚の現地処理)」が とても良かったので

本当に旨いですね! ぜんぜん飽きない。

マグロとも、ヒラメも、シマアジも、フグとも共通しない。比較出来ない旨味。

上品でありながら、比喩しがたい すごく深みのある味わい。



2016.07







2021年12月







5年ぶりのクエです。


サメやエイのような 気持ちの悪い横走りでなく、

もっと深い底へ底へ と、グイグイ引きずり込む特有の「上品なアタリ」! 

姿を見るまで ドキドキします。








クエ用ストリンガーに繋ぎ








108cm、23kg



下に敷いてあるのは、 現地波止での「解体時専用のスポンジマット」です。 

地表熱からの断熱と、魚を痛めない為の保護です。 釣行時には常に携行。


滅多に釣れない最高級魚「クエ」!


「もがき苦しませ、身体中への内出血も放置、じわじわ「なぶり殺し」された魚」なんて、

家族や友人達には 喰わせられません。


「いかに鮮度を損ねずに持ち帰る」か、 必死です!!



この釣れた礒から港までは、およそ15分の航程。

船長が、クエのエラ内に海水流出のホースを挿入、活かしたまま運んでくれます。


そして、波止に泳がせ・落ち着かせ、 片付けが済んだ約40分後、


「解体マット」の上で、

現地「活き締め・血抜き・内蔵分離・冷蔵保存」を完了させます。




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当日の仕掛けです。



・ 竿受け : 自作 FRP製 板バネ

・ 竿 : 25年前の ダイコー クエ竿

・ リール : Daiwa シーライン900H(生産終了)

・ 道糸: マグロ職漁用 ナイロン 100号

・ 瀬ズレ ワイヤー : 1×7 #30 150cm

・ サルカン : 自作 1.8mm線径「らせん・サルカン」

・ ハリス ワイヤー : 7×7 #41 90cm

・ 天秤 : エアホースで自作

・ オモリ : 50号 エアホース天秤・捨てオモリ式

・ ハリ : オーナー スーパークエ45号

・ 浮かせウキ : 50径スチロール玉 ダイソー 25円

・ 付けエサ : ムロアジ

・ コマセ ; サバのブツ切り 30kg





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取り込みは、460円の「自作ハンドギャフ」(全長80cm)





大型ギャフを装着した「4mギャフの柄」も準備してありましたが、



この日は 凪も良く、波打ち際まで安全に降りられたので、

手近にあった「80cmの自作ギャフ」で、 先づ 道糸を引っかけて「手繰り寄せ」

次に 「瀬ズレワイヤー」を掴んで 足元まで呼び込み、

右手に持っていた そのハンドギャフで、そのまま「引きずり揚げ」ました。


6mm径の「1mステンS字フック」を加工しただけの頼りない粗末なモノなので

23kgを 無事取り込めたのは とても意外でした。


でも、考えてみれば、「50号のクエ鈎」でも軸の太さは5mmですからね。




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例によって、港で「活き締め・エラ切り取り・血抜き・内臓取り出し」作業をします。





その後、保冷力増強改善・改造した「イグロー・スーパークーラー(自称)」に

釣行時には常に携行する「全量20kgのペットボトル氷」で、

鮮度を落とさず冷蔵保管し、持ち帰ります。


この独自改造クーラーBOXなら、「自作蓋」と「落とし蓋」が功を奏し

4リットルペットボトル氷4本が 丸四日間は 溶解せずに、BOX内冷温を保持し続けました。

ただし、( 初冬、という外気温条件下での保冷性評価です )








翌々日・・・・ 友人懇意の「割烹料理屋」さんの店主が、

友人達との当日宴会分と「各人持ち帰りお土産ブロック」分として 半身を捌いてくれました。







刺身と鍋です。



隣席の「刺身定食」注文のご家族にも お裾分け!

「コロナ渦」なのに  もう、大騒ぎです。




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残りの半身を自宅で捌きます



イグロークーラーのフタを「ウレタンスプレーとコンパネ」で自作した「独自断熱フタ」が

「クエ」を裁くには「丁度良い大きさと強度がある」事を発見、



そのまま その上で 「マナイタ」として解体作業を進めます。




背骨の直径は35mmです。



歯を並べてみました。 右が今回の23kgです。



左が前回の28kgの歯ですが、歯の大きさはあまり差がありません。



下に並べた歯は、4kg程度のイシダイのものだったと思いますが、

較べると・・・

私が「イシダイ」に 「ィ シダイ(次第)」に興味を失っていった理由が解る様な気がします。



ちなみに 左端の椀は、「クエの雑炊」です。


「礒クエ釣り」は・・・自宅に帰ってからが・・・ 王様の時間 なのです!







2021.12






2022年12月





93cm・16kg  中潮、 満潮9;00、 ヒット11;00



当日の仕掛けです。





・ 竿受け : 自作 FRP製 板バネ

・ 竿 : 26年前の ダイコー クエ竿

・ リール : Daiwa シーライン900H(生産終了)

・ 道糸: マグロ職漁用 ナイロン 100号

・ 瀬ズレ ワイヤー : 1×7 #30 150cm

・ サルカン : 自作 1.8mm線径 「らせん・サルカン」

・ ハリス ワイヤー : 7×7 #41 90cm

・ 天秤 : プラパイプと農用ダンポールで自作

・ オモリ : 60号 自作天秤・捨てオモリ式

・ ハリ : オーナー タフ・スーパームツ50号

・ 浮かせウキ : 潮速く・不使用

・ 付けエサ : ソーダカツオ

・ コマセ ; 小平いわし 30kg






当日は、かなり潮が速く 道糸は急角度で右に引っ張られています。

ので、 自分の想定では「この状況では喰わない」・・・ と油断していました。


が、・・・ なぜか? 「本命が 喰って」 しまいました。


「引き」はそれほど強烈では無く、「さほど大きくは無い」と 判断します。

が、 引っ張られる「道糸の角度」が悪い!・・・

「板バネ」の弱点は「横からの力 = ヒネり」に弱い!

と言われていましたが、 私の「自作板バネ」は、

「アンカーボルト1本止め」! 左右に振られても対応出来ます!


「道糸を引き抜く」必要も無く、 リールハンドルで巻き取れます。


つまり、 「自作素人板バネ」が なぜか秀逸で、

「想定以上の機能を発揮している」・・と いう事です。


既存「商業板バネメーカー」の構造や設計に疑問を持ち、同意できず

そのスタイルを否定して、自分独自の設計で作成した「素人板バネ」でしたが、


この「自作板バネ」であれば、20kg程度のクエの取り込みは「苦に成らない」

「力学的・合理的な設計に偶然にも仕上がっていた板バネ」 と 実感しました。


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今や(2022年)、市販「礒クエ竿」は、良心的な価格でも15万円付近!

「がまクエ」に至っては、安くても32万円・・最上級は45万円超の非常識価格。

日本人の平均的名目賃金「1ヶ月分」でも追いつかない高額です。


でも、たとえ 30年前の安物中古クエ竿しか入手出来なかったとしても、

「クエ竿」と謳っている以上、「クエ釣り」に特化した日本製の竿です。

日本製である以上、1990年以降の製造品質は信頼出来ます。 


当時の竿と 今の最新竿との大きな差は・・「重量と太さ」だけ程度です。

この中古竿らの弱点など、深刻でも時代遅れでもありません!

それは、別の「アシスト・補完手段」を加えれば、45万円の竿に少しも劣りません。


魚は竿を見て、選んで食ってくる 訳では無いのですから、

こんな50万円近い「馬鹿げたクエ竿」などに 手を出さないことです。



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釣れた この礒は、釣り座からの横移動も出来ず、裏にも行けません。

かといって 「釣れたクエを、目の前の竿下に繋いで泳がせて」いたのでは、

その後は、仕掛けの投入も出来ず 継続しての釣りは無理です。


併せて、終了時刻の一斉「礒揚げ」時の船上で

他の釣り人達からの 好奇的・猜疑的な集中視線や質問を浴びるのも嫌なので、

電話して  単独で 「早上がり」しました。




例によって、 帰港後、

「活き締め」、「血抜き」、「内臓取り出し」、「氷温冷蔵」 を 済ませました。




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翌々日、 自宅で 解体をします。




全長:93cm、 体重:約16kg

「小ぶり」な割に、良く肥えていました。



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役立つ解体具 : ステン「枝切りばさみ」



「鉤」が45号〜50号と大きいため、

「大ウツボ」でも、滅多に「鉤」を飲み込まれることは無く、

ほとんどの「ウツボ」は 釣り上げた後、水面上に1〜2分間程度放置しておくと、

「ウツボ自身」が「自分で釣り鉤を外して」海中に帰って行くのですが、

まれに、仕掛けに絡みついて外れない「物わかりの悪い厄介者」が居ます。


面倒で危険です。 その際は、「ウツボ鋏み」でしっかり掴んだ後、

「噛みつかれないよう」 ウツボの「顎をこのハサミで切り落とし」てしまいます。

切断力が強力なので、とても頼りになります。


もちろん、顎を失ったウツボは餌を食べられず、いずれ死んでしまいます。

が、 礒に「叩き付けて」殺すよりは・・・と思っています。


ほかにも、解体時に、「エラ切り」や「堅い箇所の切断」に役立ちます。


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役立つ解体具 : 「廻し引き鋸」



細く、狭い所にも使えるので、クエの「エラ切り」や「脊髄切り」に使っています。




ウロコを剥きました。






スゴイ「脂の のり」です。



ドコにも、血が回っていません。

「活き締め・血抜き」が、しっかり出来た証拠です。



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「皮の湯引き」です。



今回、これが 「一番美味い」 かも!


プロが捌くと、上手すぎて「皮ギリギリで剥いて」しまう為か、

あまり美味しいと感じたことが無かったのですが、

私の様な素人の包丁技術だと、「皮の薄引き」が下手で

皮に身が厚く残り、しかも、「脂の のり 」が抜群な季節 と言うことも手伝って

実に‥美味い!


「湯引き」後、家族の誰にも「見せも、喰わせも」せず・・独り占め

全ての皮を5日にわたって、「私一人」だけで 密かに飲み・食い尽くし ました。

大 満 足!!


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小ぶりですが、 歯は 残しました




判りにくいですが、左右幅は13cmです。



ちなみに、



左から 28kg、 今回の16kg、 そして前回23kg です。


2022.12.2




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ビックリ 外道


全長72cm、推定7kg の 巨大イスズミ!



「スーパームツ50号のサバえさ」に 喰い付いてきました。

80cmのクエより 「ズット強い引き と 締め込み」!  楽しかった・・

こんな大型サイズのイスズミ 初めて見ました。



2023


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