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雑 考 01

釣り以外の 「どうでも良い 生活テーマ」 で 「その1」


「 頸椎枕 」 自作







「頸椎支え・寝返り」枕(まくら) 自作







「枕が・・合わない!」・・・寝付けない、眠れない。


若い頃には 気にも苦にもならなかった・・・が、

ある日、首に力を入れて 歯を食いしばって「頭を反らそう」としている自分に気づいた。


とても不自然で窮屈な圧迫感のある首回り。


「枕が頸椎を支えて居ない事から生じる違和感」!・・ だと 後に知った。



で、「頸椎を支える枕」が「枕ことば」? の市販製品をネットで取り寄せた。

「低反発素材の成形された頸椎枕」。


こんなの ↓  「低反発ウレタン頸椎安定寝返りサポート健康枕」



ところが、・・・ これが、使いモノに成らない! 荷重に対する反発が無さ過ぎ・・

頭を乗せると・・ 載せた部分が極端に沈み込んで埋まってしまい、

横に移動すれば・・今度は そちらに頭が突き刺さり 顔が潜る始末・・・

反発どころか、原形を留めないで 「へたって」しまう。「成形」の意味を成さない!

次第に 姿・形も崩れてきて、元の形状や高さを保てず、頸椎も支えない。


高さを変えたり、詰め物をしたり・・・ 色々 手を尽くした・・・

でも 全然ダメ、 「クソ!」 です。

「反発 発泡素材寝具」とは、所詮 その程度の

「ただのスポンジに」過ぎない! と 知りました。



成人の「頭の平均重量は6kg」と言われます。

これは、「ボーリング場の14ポンドのボール」重量に相当します。


上記画像の「低反発ウレタン頸椎安定寝返りサポート健康枕」の各寸法が、


実際に6kgの頭を枕に預けた = 14ポンドボーリング・ボールを載せた時、

「この寸法と この形を保持」していたのであれば、「理想的な枕」なのです。



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実際に 買って 頭を載せてみないと 「良否」が解らないメーカー枕

クソ高い金を払って「クズを掴まされ」・・後で後悔するのは嫌!


でも・・・「眠れる枕」は欲しい!  諦められない。


だったら、自分自身の「首の長さ や 頭の形・肩幅」などから

「自分の体寸に合った専用の形状の崩れない枕」 を作ろう! ということに。



参考にした画像










私の場合

左向き寝から右向き寝に転がると、その総移動距離が58cm有りました。

ので、横向き寝をカバーできる枕の長さは最低でも65cmは必要!

ということに 成ります。



作りました!!!




「 自然姿勢で、頸椎を支えて仰向け寝」が基本、

さらに、左右「寝返り」しやすさと、「横向き寝時の肩幅との段差加味の独自設定サイズ」

布裏に赤色サインペンで書いた「寸法ケガキ線」が表からも丸見え ・・恥ズっ・・



表地はカーテン生地、詰め物は200円の「ヌードクッション(ポリエステル綿)」を5個

詰め物の量で高さや堅さを調整するため「ファスナー」を付けました!


実際には、ここまでに 数個の失敗を繰り返しましたが、

ようやく「使い物になる枕」の基本形が出来ました。



2018年


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以来、さらに数個のまくらを作りました。 
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「行儀の良い寝相」は、熟睡の妨げ=「逆効果」!・・なんだ・・と、

一晩に30回程度の「寝返り」・・が、特定箇所への過度な連続圧迫を避け、

寝ながらの「ストレッチ体操」・・の様な役割を果たす、 のだ・・そうです



「仰向け寝」時には 頸椎を支え、自然な頭の角度と寝姿、

左右「横向き寝」時には 「肩幅と側頭部の高さの差」を補い、

流れるような自然の「寝返り」を 演出した形状の枕、 睡眠にも科学。 


「敷き布団」には、体の沈み込まない「エアウィーヴ」を使っています。


「独自寸の自作枕!」 使用以降 とても よく眠れています。



「自分に合う枕」・・最高です。

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最新モデル





ポリエステル綿を「パンスト」に詰めて高さや厚さ・堅さを調整しています





2021年


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「エアウィーヴ」


「エアウィーヴ」は、 元々

ナイロンの「釣り糸」を「成形する機械を製造・販売」していた会社が、

その「売り物の機械」を、自社でのナイロン糸生産仕様にアレンジ、

無数の「ナイロン糸」を「即席 袋麺」のような

「ちじれ麺の平板」風に 絡ませ連結成形する製法を編み出し!

  

それを寝具の 「高反発マットレスパッド」 として売り出したところ、

当時、国民的人気だった「浅田真央」ちゃんが、遠征帰国時の到着ロビーを

その「エアウィーヴ」をカートの最上段に乗せて通るニュース映像が注目され

「アレは 何だ?」 と 話題に・・




そして、爆発的なバカ売れ! 大儲け!


と いうのが 事の始まり。 らしいです。



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私が自室で 実際に使っている 「エアウィーヴ」を裸にしてみました。




下図の 上に這わせてあるナイロン糸が、

私がクエ釣りに使っている「100号のナイロン道糸」です



ので、 比較すると この「エアウィーヴ」に使われているナイロンは、

「ナイロン道糸30号位の太さ」 くらいでしょうか?


私と「エアウィーヴ」は、とても相性が良く、

2016年から 自室での「就寝用敷き布団」として、

さらに遠征先、自家用車での「車中泊用のベッドマット」に、

と 2種類の「エアウィーヴ」を愛用しています。

私の「車中泊の様子」は・・・ 「こちらのページ」からリンク出来ます。


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が、 この企業の全ての製品が優秀な訳では有りません!



「エアウィーヴ社」でも、

ベッドマットと同じ組成の「枕」も売り出しています。


しかし、 「それは頸椎を支える」・「寝返りを助ける」、

という基本的な枕に必要な機能も形状も備えるに至らず

「通気性が良い」以外には 何の特徴もメリットもありません!


2021年の時点では、 枕としては 「三流以下の駄物」に過ぎ無いのに、

2万円もの傲慢な高額です。

評価も、お薦めも出来ない製品レベルで、

役立つ代物ではありません。買わないことです。




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という 事でしたが・・・・・



「化繊綿」を充填成形した「頸椎・寝返り自作枕」にも  唯一の欠点が、


・・・ 「夏に 化繊綿100%の枕は ・・・ 暑い ・・ 寝苦しい!」



それだけ です。 それ以外は、申し分が無いのです が・・・

 
通気性があって、頭部や頸部に「体温がこもらない構造」が必要です。


昔からの「健康法」として、「頭寒足熱」が推奨されています。

古人の教え・言い伝えには 必ず科学的に証明出来る根拠があります。

従いましょう。



そこで、 「自作 頸椎枕作成開始から5年」が過ぎた 2023年の今日なら

通気性に優れ、同時に高反発素材の

「エアウィーヴ構造」に似た「枕製品」が 新たに登場しているのでは? と・・


検索しました。  ・・・ 








数点が ヒットしました。



その複数の候補の内 から、



「横向き寝」をカバー出来る65cmの左右長が有ること



すでに、後頭部を納める「くぼみ」が形成されていること



頸椎を預ける部分が、前後に異なる高さで設営されており、

近似値側を選択出来、二次加工が容易なこと。



専用の枕カバーの底面には 「ファスナー」が有り、

詰め物などでの 「高さ加工補正」が可能なこと。



で、



を 選びました。 3980円 でした。


しかし、 1個 24750円(送料込み)もする

何の理念も無い無能な「エアウィーヴ」の公式枕と較べれば・・・いかに安いか?

6個も買えるのです!




ただ、「オリジナルの原寸まま」では 私の頭にはフィットしません。

加工と補正が必要です。



前後の高さも 実物は、カタログ寸より2cmも低く、

後頭部が納まるはずの「くぼみ」も申し訳程度で 「浅すぎ、小さすぎ」ます。

「横向き寝」をサポートするはずの左右の高さも 10cm以上の「かさ上げ」が必要です。


6kg相当のオモリを乗せて、必要寸を確保出来るよう補正を検討します。




「後頭部用のくぼみ」を深くし、」

横向き寝時、「肩幅との差を埋める」詰め物を カバーの底側に入れます。



結果、こんな感じに仕上がりました。




涼しく 快適に ひと夏を過ごせました。







2023.夏










        




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